放送:第二十八回:読者と作家
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2016/9/30fr:前回の司馬遼太郎「坂の上の雲」の話から。センセイは読み終え「死守」という文言が印象に残り、君江さんが告知を受けた折、彼女を「死守」するのだと感じ看護に身を投じた過去を振り返る。そして亡き後、叙事詩「ポプラの丘」を書く一つのキッカケになったと言う。センセイにとって本を読むとは熟読を意味し、熟読とは臨書を書くことと意味合いは同じであると展開させる。細部に至るまで目を走らせ遅々として進まない中で読んでいく重要性を説く。書く場合も同様で、熟読するように書かないと自らを正確に汲み取っていくことが出来ないのではなかろうと語り、何事にも手抜かりなく行うことの意義を述べ、二人は耳を傾ける。
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