12月の放送予定
12月10日(土):第三十五回:シン・ゴジラ
完全なネタバレ。東宝の新作「シン・ゴジラ」を皆で鑑賞に行った後の感想回。いつもの三人、センセイ、マッサン、トッチャンに加え、収録の場には共に映画を観に行ったカメラマンの浩義氏、センセイの弟子である翠甫氏も同席。映画を見てゴジラの動きが気になったというマッサン。十中八九CGだろうにスーツアクターがいるかのような存在感。でも普通とは違う不気味さを感じたと言う。たまたま見たメイキング映像でその理由がわかったと口を開く。そこから俳優の演技の話に移り変わり、物語の全体構造へとおよんでいく。
12月20日(火):第三十六回:初代ゴジラ、映画と演出
前回シン・ゴジラの話題を語らい初代のゴジラを振り返ろうと三人。トッチャンは未見なので見てからの参加になる。出だしはゴジラが生まれた時代的背景や、ゴジラを制作する際に他作品から受けた影響について話される。そこからセンセイの知る舞台裏としてのゴジラが語られる。マッサンは子供の頃に見た時と大人になり改めて見た時で全然印象が違うと言う。それを受けセンセイはこの映画の影響で水槽に対し怖いイメージがついたと言う。主役を担った宝田明にも一度会って話た思いでを語る。座は盛り上がり当時の映画制作に関わる様々な背景が語られ、分業化する現代との違いが浮き彫りになる。
12月30日(金):第三十七回:表現者の背景
初代ゴジラの話題が続く。センセイはゴジラの造形の見事さについて話し出し、特に キングコング対ゴジラ の造形が最も素晴らしいと賛辞。初代のゴジラは必ず夜に襲来することに触れ、戦時中の空襲を想起させると話すと、マッサンは実際にそこは狙いだったようだと言葉を継ぐ。面白さの1つとしてゴジラは実はそんなに出ていない点に触れる。物語は人間ドラマ中心に展開されており大人になるとそこが面白いと、子供との視点の違いを語る。センセイはゴジラの成功は伊福部昭の音楽があってのことと伊福部音楽について持論を展開する。そして背景を踏まえた作物と、目的に応じて即物的に作り上げられたモノとの厚みの差について述べる。
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