2018年(平成30年)1月放送予定
謹賀新年
1月10日(水):第七十四回:昭和歌謡の表現力
話者:センセイ、マッサン
時代性は歌に強く感じるとセンセイ。浅草三文オペラの田谷力三を例に出し、自らの思い出を語りながら当時の話しをする。田谷力三が昭和歌謡を歌うと大正ロマンになることを上げ、昭和初期には○○崩れという人が歌手になった人が多かった為に多様性があり面白かったと。流しだったバタヤン、オペラの田谷力三、小唄長唄の小梅姉さん、クラシックの東海林太郎とか。前歴を抱えながら歌う為に訴えるものがあったと。昭和歌謡を現代人が歌うと時代を生きていないし前歴も無いだけに面白みや深みを感じない。ぞれぞれの時代にあったものをやるのが一番良いだろうと語る。
1月20日(土):第七十五回:アルゴ探検隊・前編
話者:センセイ、マッサン、トッチャン
センセイ曰く「今振り返れば作家活動において影響を与えたと言える作品」が表題の「アルゴ探検隊の大冒険」。センセイは子供の頃、祖母が見ていた本作を寝たふりをしつつコッソリと覗き見るようにして鑑賞したのが最初だったと思い出す。マッサンは小学校当時にテレビで何回か見たことがあり、トッチャンはビデオで序盤戦を見た中でのトーク。ギリシャ神話を背景にした作品なので宗教的な含みが多いという話に。トッチャンは「神は自らを助くものを助く」という一説に「オー!」と思ったと。マッサンはBGMに日本との音感的共時性を感じ驚いたと言い、次第に熱を帯びてくる。
神は自らを助くものを助く:聖書に載ってないフレーズだがよく引用される言葉。 ベンフランクリンを特徴づける名言と考えられている。英語の諺に類似する言葉がある。天は自ら助くる者を助く:人に頼らず自分自身で努力する者には、天が助け、幸福をもたらすということ。http://kotowaza-allguide.com/te/tenmizukaratasuku.html
1月30日(火):第七十六回:アルゴ探検隊・後編
話者:センセイ、マッサン、トッチャン
アルゴ探検隊の造形に魅了されたとマッサン。センセイはヘラの付け間違い受け入れるイアソンに今にしてみると他力(たりき)を見出して面白いと。マッサンは熊本大地震で崩れた熊本城の他に類を見ない城壁を上げ、他力の強固さを自分なりに解釈する。センセイは「他力」を理解した瞬間から「自力」よりも他力を重視する生き方に変えていったことを語る。本作の造形物は自身の活動規範になっていると言い、自作の刻字や彫刻を指し示す。洋の東西を問わず、映画における当時の風潮として主人公やヒロインは美男美女で、周囲はリアリティを追求する共時性に面白みを感じたとマッサン。そして映画の細部の話に。
アルゴ探検隊の大冒険 by Wikipedia
『アルゴ探検隊の大冒険』(アルゴたんけいたいのだいぼうけん、原題 Jason and the Argonauts )は、1963年に公開されたイギリス・アメリカ製作の特撮映画。特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼンによる、ギリシア神話のイアソン率いるアルゴ船探検隊(アルゴナウタイ)の冒険を描いた作品。
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