2018年(平成30年)3月放送予定
3月10日(土):第八十回:蛇娘と白髪魔パート2・後編
話者:センセイ、マッサン、トッチャン
この映画は人の思い込みの怖さ、固定点が主人公や白髪魔の人生を変えた物語とも言える。オカルトとして観ると肩透かしをくらうのだろうが、大人的に見ると真面目な映画だとセンセイ。マッサンは大人が観ると笑えてしまう演出や音響効果があったに思うが、子供目線で寄り添って作られたと考えると合点がいくと。そして子供と大人の視点の話に。
3月20日(火):第八十一回:修復と保存
話者:センセイ、マッサン
時代と共に人も表現も薄まって、転換期が来ない限り避けられないという話から始まる。現代は本物が失われていく分水嶺に来てると感じるとマッサン。その理由として、最新の研究で修復する行為を上げる。センセイは強い懸念で応え、研究結果はレプリカで叶えればいいと。同様に「本」も失われつつあるとマッサン。「原本」を探るのが困難になると言う。センセイは挿絵にしても、活字にしても昔の方が深かったと述べ、これからは「本」を工芸として見ざるおえなくなると語る。
3月30日(金):第八十二回:自分は何をしたいのか
話者:センセイ、マッサン
現代の人は「自分はどうしたいのか?自分は何をやりのか?それが希薄なんだと思う。昔の人は焦点がボケていなかった」というセンセイの言葉から始まる。給料ありきの発想が当たり前となった今「幾ら貰えるんですか?」というスタートラインの活動に良い作物なんて出来るはずもないと持論を述べる。稼ぐことと、生涯のテーマは分けた方がいいんじゃないか言い、そんな社会に伝統文化が育もはずもないのではないと投げかける。
蛇娘と白髪魔 by Wikipedia
楳図かずお原作、大映製作の日本の怪奇映画。1968年12月14日に劇場公開された。上映時間は82分。モノクロ、大映スコープ。並映は大映京都作品の『妖怪大戦争』。
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