2018年(平成30年)7月放送予定
7月10日(火):第九十二回:映画よもやま話
話者:センセイ、マッサン
今の様々な活動する分野の人は技術的には優れた点が多いが「浅さ」を感じてしまい「あっ!」という部分が無いとマッサン。一方で、現状の忙しない社会状況においては、それも無理からぬことと話す。映画の話なり、主役になる人ほど不遇な境遇に陥ることが多いと話題をふる。センセイは「命運をながらうには目立たない方がいい」と述べ、「バランスの良い人生を歩むには可もなく不可もなくが一番いいのかな」と思えてくると。そこから映画に纏わるよもやま話が展開される。
7月20日(金):第九十三回:想像と現実の混濁
話者:センセイ、マッサン
アメリカ人の7%がチョコレートミルクは茶色の牛から出ると思っているというニュースを語るマッサン。アメリカによらず、日本も含め先進国と呼ばれる国々で知的格差が広がっている懸念があると。マッサンは精神神経系の本を読んだ時に述べられていた視点とこのニュースが妙に合致し怖くなったと言う。センセイはイメージが強すぎるのかもしれないと述べる。マッサンは映画ミザリーで描かれた彼女のような常軌を逸した存在が増えているのではないかと投げ、現実や事実に即応した足場のある発想、着想ではなく、根も葉もないイメージで発露していると考えを述べる。センセイは偏見と無知がそうした行動や発想につながるのだろうと応える。
7月30日(月):第九十四回:未完の完
話者:センセイ、マッサン
現代風に解釈することへの疑念から始まる。本当は原文を読んで理解するのが一番いいとセンセイ。翻訳するにしても、わかりやすく書くにしても見識が無いと歪むと。歪んだものが典範になってしまっては困る。以前は新解釈等に対して極めて慎重な態度があったが、現代ではそうした態度が見られない。センセイはギリギリの部分でとどめながら言うのがいいと述べる。ここまでは言える、これ以上は私見(オリジナル)と明確にすることの大切さを語る。センセイは「普遍」を知り、「普遍」を語るのが一番いいのだろうと。
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