2018年(平成30年)8月放送予定
8月10日(金):第九十五回:文化の盗用
話者:センセイ、マッサン
文化の盗用に関する議論が近年起きているとマッサン。文化の盗用とは自己の文化に無い他国や他人族の文化様式や風習を模倣する行為のよう。”悪いこと”として捉えられているようだと。マッサンは「著作権保護の問題から発展したのではなかろうか?と考えを述べ、センセイは「洗脳を受けないようにという意味があるのではないか」と意見を交わす。インターネットが世界をつなげた結果、今度は逆に自国の文化の保守的傾向からそうした考えが生まれたのではなかろうかと話なされ、文化について様々な話題がのぼった。
8月20日(月):第九十六回:伝統技能と生き方
話者:センセイ、マッサン
昨今は物づくり日本と謳い文句は立派で声も大きいが、現実には伝統や物づくりに携わる人が減り、技術が失われつつある現実がある。放送で伝統文化が取り上げられると一時的には注目を浴びたり弟子が増えるが現実には残らないと聞く。センセイは「職人技を身につけるには10年20年というスパンである。現代人は手っ取り早くお金を稼ぐことしか頭に無いだろうから当然無理だろう」と、嘗ての伝統文化に携わる人々との視点の違いを指摘する。生きる術であり、生きる寄すがであった技能、金を稼ぐ手段でしかない現代人の生き方に疑問を投げる。
8月30日(木):第九十七回:背景の熱量
話者:センセイ、マッサン
マッサンは映画「パシフィック・リム」を1と2を鑑賞し、あることを感じたと話す。どちらも面白かったのだが、パート2は魅せ方が洗練されていたと。しかし、受けた感動で言えば最初の方があったと言う。その理由を考た際「思いの熱量」が違うのではなかろうかと考えを述べる。最初の作品には本多猪四郎(ほんだいしろう[愛称としてホンダイノシロウとも呼ばれる])監督への敬意や怪獣への愛情とも言えるほどの熱量が感じられたと。センセイは「思いの醸成の期間」と、夢が叶う際の「出来ない現実のジレンマ」が表出するのではと語り、「熱量は嘘をつかない」と結ぶ。
最近のコメント