2019年(令和元年)5月放送予定
5月10日(金):第百二十二回:正か非の価値観
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
昔は色々な人がいて見ず知らずの人に怒鳴られた経験があるとマッチャン。その中から社会を知った部分もあると。センセイは、小卒の人もおり中卒の人もおり、色々な人がいたから幅があったけど、今は教育を平均的に受けた結果、幅が無くなったと。今は良いことと悪いことを区別したがる社会になっているとセンセイ。人間の気持ちもロボット化して、情緒が育まれていないのだろうと語る。人間は不完全なものであり、何より動物であるから、理性では割り切れない道理というものがあるが、それを今の人はわからないのだろうと言う。地方にはまだ息吹いているものを僅かに感じるが東京は様変わりしたと、日本のことを話した。
5月20日(月):第百二十三回:格好よさ
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン) ゲスト:相模泰生(サガミクン)、平賀曹宮(トモチャン)
書家仲間であり、表現者のサロン、藝文会の同門でもあるお二人をゲストにお迎え。相模泰生(さがみたいせい)さん、平賀曹宮(ひらがそうきゅう)さん。両氏とも書は楷書・隷書系を基軸に学所する書家。マッチャンは 第二回藝文東京ビエンナーレ で平賀さんが出展した生花を見て格好良いいと思ったと語る。センセイはゲスト二人に、どういう部分を見て格好いいと感じるか?と問う。自身は映画「吉原炎上」のセリフを上げ「この仕事は心も身体も凍らせないとできない」という生き様は格好いいと。格好よさについて話をする。
お客様情報
- 相模泰生(さがみたいせい):占い師、書家。手相・タロット・方位学・四柱推命・姓名判断を、占術として使用しております。多方面からの占いを用いることで、変化の時期を絞って読み取ることができ、今できること、準備しておかなければならないことを現実的にお伝えしております。※公式サイトから引用[公式][facebook][twitter][Instagram]
- 平賀曹宮(ひらがそうきゅう):書家・華道家。 宮城県登米市出身。 野尻泰煌に師事。 『物言わねど語る花』を各国で開催される書展にて活け、花を軸とした文化交流の一翼を担っている。 pas de chat / Flower所属のフラワースタイリスト。※twitterより引用。[twitter]
5月30日(木):第百二十四回:顔真卿展・前編
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
2019年(平成31年)1月16日~2月24日に東京国立博物館の平成館で開催された特別展。顔真卿(がんしんけい)展の感想を言い合った。とはいえ、マッチャンは顔真卿(がんしんけい)というより懐素(かいそ)を、センセイは米芾(べいふつ)と黄 庭堅(こう ていけん)がそれぞれ印象に残ったと言う。センセイは自身にとっての肝心な作品に人が居ないから十分に楽しめたと。マッチャンはソコを樂しむのは難しいから通り過ぎるのは無理からぬことと返す。王羲之を學び、背景に備えながらもそれぞれが目指した至高の姿に興が乗る。
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