2019年(令和元年)6月放送予定
6月10日(月):第百二十五回:顔真卿展・後編
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
欧陽詢は改めて飛び抜けていると感じたとマッチャン。センセイは、その欧陽詢をもってしても行草はやや劣ると述べ、展示されていた欧陽詢の臨書を上げる。マッチャンは指摘された書を思い出し、それらに欧陽詢の特徴を見出したと応える。センセイは欧陽詢をもってしても固める能力は長けれども柔軟性はやや欠けていたのではと。どんな人をもってしても篆隷系が得意の人と行草系が得意な人とに分かれると持論を述べる。欧陽詢にしても顔真卿にしても彫りを前提とした用の部分から立ち上がったと言い、紙に書くことから始まった日本とは根本的に違うと述べ、民族の違いの話へ。
6月20日(木):第百二十六回:遊びと育もの
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
今でもプラレールが好きな子供が多いとマッチャン。同門であり甥の翠甫氏も子供の頃にプラレールが好きだったと。センセイもプラレールは相当ハマリ、後にNゲージにも手を出す。怪獣ブームもあり、プラレールを作っては怪獣になり壊して楽しんでいたと言う。プラレールを舐めた際の味や匂いを今でも覚えているとセンセイ。ミニカーではブルドーザー等の働く車が好きだった二人。センセイは壊れる車があったよねと投げると、マッチャンはパーフェクションという玩具を思い出す。玩具には事欠かない時代だったことを振り返り、遊ぶことで育ものがあるという話に。
6月30日(日):第百二十七回:フィルター
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
収録前ある女性の写真を見せるマッチャン。アニメキャラクターがそのまま現実に出てきたような特徴的な容姿をしている。大きな目、細い顎、手足も細く、大きな胸をしている。その女性は自ら整形を繰り返し望んでなった。その女性のファンは世界的に多いと言う。どういう感想を抱くか尋ねるマッチャンに、センセイは何ら魅力を感じないと応える。そして、当人はもとよりそれを支持する人達へ疑問を抱く。観念のフィルターを通し彼女を見ており、本当の意味で彼女を見てはいないのではなかろうかと。
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