2019年(令和元年)12月放送予定
12月10日(火):第百四十三回:生き様の表出
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン) ゲスト:本名カズト(ホンナさん)
ミュージシャンの本名カズト(ホンナ カズト)さんをゲストに迎えての鼎談。マッチャンは八月に開催した泰永書展の前、永久会員の作品をご寄贈いただいた際、奇妙な体験をしたと語り始める。本人は亡くなっているにも関わらず、開いた作品ごとに本人が違う年代の有り様で今まさにココにいるという感覚を受けたと。センセイは「書は気の芸術というからね」と応え、それは当然であろうと受けとる。作品を仕上げた、その時までの経験や人生観、その時の精神性、体調が作品を通し赤裸々に語りかけると。作品とは、その人の生き様の表出であるという話題に。
12月20日(金):第百四十四回:名作を置いておく
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン) ゲスト:本名カズト(ホンナさん)
解らないことを声高らかに言えるようになった時代。見えてきたのは名作を解らない人が多かったということ。「わからない」「好きじゃない」というのは言うのは構わない。言えるのは幸福なことではあるが、気になるのは解らない自分に価値を寄せていくロジック。「自分がわからない、好きじゃない、から、よくない」と断じてしまいがちな世論を幾つかのエピソードを交え話す。解らないものを取り敢えず置いておくことが本来大切であったが、今はそれが出来ない精神性であることが見えてくる。
12月30日(月):第百四十五回:体質と才能
話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン) ゲスト:本名カズト(ホンナさん)
センセイは「表出されるのは体質だと思う」と語る。センセイはラジオ番組にゲストに出た経験から共通点として「せっかち」であったと述べる。せっかちであるから話題が変転し聴く側を飽きさせない。反面、纏め上げる体質だからまとめ上げようとする。結果変化があり、それでいて落ち着く所へ落ち着く番組になる。体質そのものが才能であり、それを把握することが大切だと。また、才能には小分けの才能と大きな才能があるとセンセイ。大きな才能は他人から知らず要請されるもので、個々が把握出来るのは小分けの才能であると。
お客様情報
- 本名カズト(ほんなかずと):ミュージシャン。2000年 “本名カズト with The Swamp” として “森永フェス”CMソング「そのままの君でいい」を含むマキシシングル『ここにいるから』でCDデビュー。ライブ活動を主軸に置きつつ、ラジオ、CM、ゲーム挿入歌等へ楽曲、詩の提供および歌唱活動を行う。ファーストアルバム『HIMAWARI』、セカンドアルバム『Hammck Moon』その他マキシシングルを発表。2014年レコード会社Duckwalkを設立し代表となる。クラウドファンディングにより2018.5に3rdアルバム「humming」を発表。[公式][facebook][Youtube]/[Duckwalk][facebook]
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