2020年(令和2年)4月放送予定
4月10日(金):第百五十回:先生の手帳・七
話者:松里鳳煌
野尻泰煌という人物について徒然なるままに語っていく「先生の手帳・第七回目」。前回に続いて上野画廊での出会いから。先生との間には様々な不思議なことがあった。それ出会いからしてそうだった。画廊を訪問した際に、来るはずのない師が突然現れる。亀井先生には何時伺うかは伝えていない。そして感動していた書はまさに野尻泰煌先生の書だと本人から知らされる。想像していた人物像とはあまりにも異なる物静かな氏。あの日を振り返る。
4月20日(月):第百五十一回:我儘になった日本人
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
社会という型にハマっているうちに知らず人はズレる。そのズレを去勢する試みは各所でなされており、その一つの方法として不便な山小屋で「ただ生きる為だけの暮らし」をすることで二ヶ月もすると本来の自分に戻ると言う。センセイは2017年のハンガリーの旅を思い出す。ハンガリーに行って本来の自分の感覚を取り戻したと言う。便利になった日本。それが堪え性の無い我儘に知らず変貌していった。(2018年収録分)
4月30日(木):第百五十二回:AI予測時代
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
AIの比類なき進化が著しい。当番組で取り上げた頃より遥かに進んでいる。世界中の人々がスマートフォンを中心に自らの思考パターンや行動パターンを進んで提供し、それがビッグデータとして集積されAIが分析。それがビジネスや暮らしを静かに変えつつある。海外では犯罪予測や抑止に利用され効果を発揮。今後益々社会へ浸透していくのは不可避の状況にある。一見すると便利で無駄が少ないように見えるが、文化や人間の営みと真逆である事実が見えてくる。(2018年:東京芸術劇場にて収録)
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