2021年(令和3年)11月放送予定
11月10日(水):第二百七回:通過点#7才能・前編
話者:松里鳳煌
主だった大切なことはシリーズ8で言い終えそうです。今回は才能について。わが師、野尻泰煌先生から最も感銘を受けたのが「才能」についての考え方。この衝撃は今も色褪せません。少なくとも私の心の持ちようは全く変わりました。「若い頃にこの話を聞きたかった・・・」と思ったものです。最も大切な才能は何か。そして才能とは、前中後編でお届けいたします。
11月20日(土):第二百八回:作物と作者
話者:野尻泰煌、松里鳳煌
ある日パソコン仕事をしながらクラシック音楽をランダムに繰り返し聞いていると、特定の曲になると「どうも気が落ち込み」作業が鈍化するといった経験を話すマッチャン。そこから作物に付随する「年齢」「思想感情」「イデア」という話に。先生は若気の作品は若い活力を自ずと伴い、一方で思想感情は浅いので厚みは感じられない。そうした作者が意図しないモノを作物は自ずと内包し、鑑賞者は感じられると。
(師との対話)
いよいよ先生との対談も残り数本となりました。亡くなる少し前、2019/11/24suの夜7時に呼ばれ遅くまで話した最後のものです。(急逝したのは12/15)先生の声は何時にもまして小声で聞こえづらい点があると思います。この時は妙に感動的な収録で、何度も先生は涙ぐみ、指で拭っていました。この数年は先生と色々ありましたが先生なりに思うところがあったようです。帰り際、「マッちゃんって本当に良い人!! 本当の意味でいい人だよ!! 僕が保証する!」と仰られたことが思い出されます。先生との関係、対話も新たな局面を迎えたところでしただけに残念さが募ります。
11月30日(火):第二百九回:アニメ・イド:インヴェイデッド
話者:松里鳳煌
触手が動いた本作。どうしても大ヒットしたあの作品を彷彿としてしまうのですが、独特な引っ掛かりがあり個人的には気に入っておりました。こういう独特なクセのような作品が増えるといいなぁという思いがあり、今回取り上げます。
ID:INVADED イド:インヴェイデッド 公式
https://id-invaded-anime.com/
殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。
ID:INVADED イド:インヴェイデッド 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2015年12月に舞城に本作の企画のオファーがなされ、2017年にキャラクターデザインが行われた。企画初期の段階では『ALIEN THURSDAYYY』というタイトルであり、「木曜日の探偵」が「木星Z」というシステムを使って犯人の殺意に入るという内容だった。
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