平成29年(2017年)2月の放送予定
2月10日(金):第四十一回:こころ/前編
マッサンが本をテーマに取り上げようと提案。同じ本を読み感想を言い合うことに。「青空文庫」に登録されている題材から、夏目漱石の「こころ」をピックアップ。本作は2014年で100周年。奇しくも漱石の宣言した通り100年後も語り継がれる作品となり、世界的に愛好されている。本回はその読後感想会の前編。センセイは「二人でやって」と離席し、久しぶりの対談に。トッチャンが最初の印象を、文体は読みやすいけど本としては読みづらく、搭乗人物が”変な人達ばかり”だ思ったと語る。対してマッサンは自己の置かれた環境も相まって深く感銘を受け、熱をもって語りだす。
※「青空文庫」は著作権の切れた本を無料で貸し出せるようにしもので図書館や電子ブックで無料で読むことが出来る。
※『こゝろ』(こころ)とは夏目漱石の代表作の一つ。1914年(大正3年)4月20日~8月11日まで、『朝日新聞』で「心 先生の遺書」として連載され、同年9月に岩波書店より漱石自身の装丁で刊行。売上総数が2014年時点で705万500部。日本の文学誌1位の売上。(Wikipediaの情報を編集)
2月20日(月):第四十二回:こころ/後編
マッサンとトッチャンによる、夏目漱石「こころ」の読後感想会後編。マッサンは人の こころ って本当に難しく最終的に人と人はわかり得ないのでは?と語ることから始まる。そして自分は作中の先生の心境がよくわかると言う。自己の過去を語リ、そこから自分なりの視点を詳らかにする。トッチャンは作中の先生が理解出来ないと投げかける。マッサンの話を聞き、夏目漱石の「こころ」が教科書に掲載されている理由がわかったと応える。ある解説から、恐らく「現代の個人主義」を学ぶために掲載されているのだと伝える。一方でトッチャンは読んでいて暗くなったから教科書への掲載はいかがなものかと私見を述べる。マッサンは自身のセンセイから言われた話を引用し自己の体験を踏まえ自分なりに紐解いていく。
2月28日(火):第四十三回:氏素性
前回までの「こころ」の感想をセンセイに言うマッサン。別な視点として「こころ」は個人主義を描いていると聞いていたく納得したと伝える。センセイは「二人のとって個人主義とはどういう意味合いか?」と問う。二人はそれぞれの考えを言い、それに対してセンセイは「一見すると個人主義というのは個を尊重しているかのような感じがするけど・・・」と話し、自らの家系のことを例に考えを述べる。そして、果たして外国風の個人主義が日本の風土に合うのだろうか?と再び二人に投げかける。マッサンはそれに対し、「自由とはなんだろうか」という持論で答え、センセイは自らの経験や考えを述べていく。
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