2017年(平成29年)11月放送予定
11月10日(金):第六十八回:マニュアル化
話者:センセイ、マッサン、トッチャン
マニュアルがあって当たり前、教わることに慣れているのが今の日本人だという言葉から始まる。センセイは人に聞く人ほど仕事が出来ないように思うと過去の経験を語る。マッサンはゲームの中でも自ら攻略方法を見出すのではなく既に解明されている攻略をなぞる人が多くなったと。センセイは楽しむことを知らなくなったんだねと答える。マッサンは日本は先進国の中では労働効率が最も低い部類に入ると指摘されていることを上げ、ヨーロッパでが日本人の壮大な冗談だという説すら上がっているという話題を上げる。センセイは日本人は思っているほどロジカルな国民じゃないと指摘。和気あいあいとした中で盛り上げながら互い助け合い、己を知り身を粉にすることで成し遂げるものだからと現代のマニュアル社会に一石を投じる。
11月20日(月):第六十九回:手段と目的
話者:センセイ、マッサン、トッチャン
マッサンは自らの体験を通し「言い訳は遠回りにしかならないと気づいた」と。同時に、議論することは良しと言われ訓練するように育てられた中で自らの中に誤解が生じたことを証す。議論には前提となる情報共有や開示が重要性を持つが、それは議論の際に必要なだけであって、生きている中では必ずしも最優先ではないと。結局は人と人は完全に相互理解することは出来ない。乖離があることを互いに心得た中で様々な事象があると。センセイは誤解も何もかも含めて謝るしか無いと言う。百歩譲って相手に悪い点があっても筋を通すことは遠回りにつながると。ただし大切なところだけは言わないと相手の為にもならないから、なんでもかんでも謝ればいいというわけではないと付け加える。マッサンは結局は筋よりも心なんだと紡ぎ、センセイは加えて、そして夢だねと、話が深まっていく。
11月30日(木):第七十回:続ける効能
話者:センセイ、マッサン、トッチャン ゲスト:本名カズト
「ストレスをかけないと」と言ったセンセイの言葉が引っかかっていたという本名さん。ストレスは悪だという風潮にある現代において表現活動における制約からくるストレスは必ずしも不要なものではないと言う。書をやりながら人は実に簡単に流されると感じたマッサン。自己自在の中でやる心地よさが必ずしも作品を昇華させる中で全てにおいて後押しになるとは言えないと。本名さんは、大きさや長さに加え、伝統や型といった制限された中でこそ無限とも言えるものを書けるのであって、完全なる自由は普通の人には扱えない。何かを突き詰めるということは反復でしかないと。センセイは呉昌碩(ごしょうせき)を上げ、超一流は反復のみで生きた人間だと語る。
お客様情報
- 本名カズト(ほんなかずと):ミュージシャン。2000年 “本名カズト with The Swamp” として “森永フェス”CMソング「そのままの君でいい」を含むマキシシングル『ここにいるから』でCDデビュー。ライブ活動を主軸に置きつつ、ラジオ、CM、ゲーム挿入歌等へ楽曲、詩の提供および歌唱活動を行う。ファーストアルバム『HIMAWARI』、セカンドアルバム『Hammck Moon』その他マキシシングルを発表。2014年レコード会社Duckwalkを設立し代表となる。現在、自らの音楽活動の原点でもあるライブを月数本精力的に行う。2017年クラウドファンディングにより最新アルバム完成間近。[公式][facebook]/[Duckwalk][facebook]/ 本名カズト “New Album”制作プロジェクト!! [特設サイト]
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