放送:第百四十八回:イイネ!いいの?
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
センセイは「イイネ」の数で社会的信用度が上がったり価値が評価されると聞いたがマッチャンはどう思うかと尋ねる。マッチャンは一つの評価指標にはなっているけど、現実には「イイネ」を買えるぐらいだし、そもそも見ずに、読まずに「イイネ」を押している人が相当数いる点からしても価値と必ずしもリンクしていないと述べる。センセイは「イイネ」という感性はそもそも低い次元であると語る。ましてやSNSにおける「イイネ」と呼ばれるものに自分は何らイイ何かを感じないと。(2018年収録)
謎のフォローが起きる現象を調べたところ、NHKは1つのフリーソフトに行き着いたと記事で言及していました。このフリーソフトはパソコンからインスタグラムに写真を投稿することができるもので、日本でも「無料で便利」として多くの人達が利用しています。
その利用規約の中に「このソフトは、あなたのアカウントを使って、ほかの人のアカウントをフォローすることがあります」と書いてあり、これを過去に利用した方が買えるフォロワーとして自動的に動いていた可能性が高いと記事ではまとめてありました。
[鳳煌]これは私のような素人が知る範囲でもずっと前からされていた行為ですが、自然アカウントの増加はこういうカラクリがあったんだ!と驚きました。「イイネ」とか「フォロワー数」が如何に無味乾燥かと以前より感じておりましたが、以前は業者かそうではないかは見分けがつくものでした。業者のアカウントはどうしても仕事が雑になるので。私は「オススメ」とか「ホット」「急上昇」いうのは基本無視するのですが、それはこういうことが出来てしまう点があります。
突如としてイイネやフォロワーが増えるアカウントはあるのですが、内容が極めていかがわしいものであったり、タイムラインを見ても明らかに不相応であることは結構あります。以前は、買ったものは無味乾燥な業者アカウントでしかも継続性がありませんのですぐ「業者」とわかりますが、(継続性が無いのは今も同じ。お金を払わなければ他の記事ではイイネが止まる)一時期よりわかりづらくなった理由がコレだったとは。超有名所のアプリ以外で超便利なアプリは必ず規約を読みますが、寒気がする権利内容が他にもかなりあります。インストールするアプリには注意が必要です。
別な問題では、そうした規約のソフトが認可されている点です。この場合等は明らかに所有者の意思を無視しているわけですから(どのアカウントをフォローするかわからない時点で)極めて違法性が高いように感じます。昨今はカモフラージュ的にどうでもいい規約を長々と羅列した間にチョロっと「ヤバい条件」が入ることもあるので相手は確信犯。しかし今後はAIの文章解析能力から選別されるようになると思いますのでココまで酷いのは遠からず殲滅するでしょうが、より巧妙になってくることは間違いないでしょう。余り知らないメーカーで開発費が明らかに高そうで出来すぎたアプリで無料なのは地雷と思って今後も間違いないでしょう。ネットの怖さはタトゥーと同じで、一度刻まれると容易には消えない点です。その上で、そうした数値を見るべきリテラシーは今の時代に欲しいところです。
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