2020年(令和2年)6月放送予定
6月10日(水):第百五十六回:直感力と鮮度
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
忘れる技術は身につけた方がいいし過去は基本忘れた方がいい。センセイは「考える」ということは道具箱を探るようなものだと語る。そこは観念の坩堝で過去のモデルに人間だれしも囚われるアキレスポイントであると語る。「前はこうだったでしょ」というのは当時のあらゆる条件があってのことであり、現実は微細に変化しており過去の現象をそっくりそのまま当てはめるのは勘違いを生むと。マッチャンはモデルは大事だが囚われるのが問題であると応える。当てはまらない部分を人は無視しがちであり、当てはまらない部分に目をむける必要性を言う。映画アポロ13でも今あるものを再検討し難を逃れた抄写がある。理想モデル、現実、折衷案し再構成が大切と。考えるほど運を逃すとセンセイ。鮮度の大切さを実感するとマッチャン。(2018年収録)
6月20日(土):第百五十七回:野尻家の先祖
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
アポロ計画はその後終わりを迎える。アポロ13の搭乗員に限らず、ある日突然それまでの累積が無に帰する社会変化が時代の変わり目には起きる。センセイは自らの先祖を振り返り、明治維新で武家が突然俸禄を貰えなくなり、突然生き方の改革を余儀なくされた事実を語る。時代を読めた多くの武士は刀を捨て現状の変化に対応すべく動いていったが、地方の武士や、一部の武士達は現実を受け入れられず抵抗を示すが、結果現代はこうなっている。センセイは結果を招く前のお膳立てが今の人は出来ていないと語る。結果さえ得られればいいという甘さがある。マッチャンは現代のやっつけ仕事を象徴していると応える。センセイは、結果は経過あってのものであり、結果さえ良ければという視点には危うさがあり、そのうち結果さえ良いもので無くなるが、その事実にすら気づかなくなる。センセイは「素人」だと完結に言う。(2018年収録)
6月30日(火):第百五十八回:映画ゴジラ☓メガギラスG消滅作戦
話者:松里鳳煌
ゴジラシリーズ第24作「ゴジラ☓メガギラス G消滅作戦」今回はその視聴感想回。2000年公開の映画で、有楽町マリオンの東宝で観ました。先生との思い出や雑多な感想は次回へ送り、純粋に映画の感想回です。丸20年振りに見た本映画ですが、平成ゴジラシリーズでは唯一映画館で見た作品です。当時は「相変わらず子供だまし。寧ろ子供すら騙せない映画」という印象でしたが、どう感想が変わったか。
監督:手塚昌明 特技監督:鈴木健二 ゴジラシリーズ第24作。防衛庁内に設立されたG対策本部では、ゴジラを人工ブラックホールで異次元に転送し、完全消滅させる「G消滅作戦」に基づいて、すべてを吸い込み別次元に葬り去る新兵器「ディメンション・タイド」の試射が行われた。©2000 TOHO PICTURES, INC. TM & ©2000 TOHO CO., LTD by Godzilla Channel ゴジラ(東宝特撮)チャンネル
ゴジラ・ストア 対談:俺とゴジラ 2016年2月23日 第五回 監督 手塚昌明氏(前編)
https://godzilla.store/shop/secure/moviedetail05-01.aspx
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