2020年(令和2年)10月放送予定
10月10日(土):第百六十八回:名画の特徴
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
年末に映画の名画全集を買い色々見ているけど共通した特徴があるとセンセイ。特に日本の名画にはそれが当てはまる。自身が見たいと望んでいた映画ではないと語る。そして自分が望んでいる映画はどうやらSF映画にしかないようだと。それは偶然にもマッチャンがSF映画が好きな理由でもあった。2019年1月2日に初夢を見たというセンセイ。200年後の十条に突然現れた自分が、すっかり変わり果てた街、聳え立つビルの中に自身が書いたと思われる隷書で書かれた「泰永会」の看板を見出す。その時に、ある感傷を味わったと。 (2019年収録)
10月20日(火):第百六十九回:死を考える
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
子供の頃から自身への問に「死をどう捉えるか」という視点があるとマッチャンは言う。それは今も続く。その問から自身は別れの際に後悔の無いよう「語り尽くす」ということにし、これまでの自らの生き方をシフトチェンジしたと。しかし、結局は「語り尽くせぬ」ということを実感することになった。センセイはどう足掻いても寂しさは否めないと言う。でも、亡くなる側は必ずしもそうでもないようだと君江さんが生前語った言葉を告げる。そして自身も恐らく自分がいよいよの時は悲しくは無いのだろうと想起した。(2019年収録)
10月30日(金):第百七十回:先生の手帳・十
話者:松里鳳煌
丁度一ヶ月前に”野尻泰煌追悼展”を終えました。またこれで一つ大きな区切りを越えた気がします。同時に”ともえ”の収録ストックも残りが少なくなってきました。如何ともし難い思いを胸に、出来るだけ引き伸ばした欲求にもかられ、満六年になる来月よりアーカイブの配信は月1本に減らそうと思います。それでも何れは尽きるでしょう。完全に忘れていましたが2019年の1月に二人で死について話していたことが、第百六十八回と九回で偶然にも気付かされます。単なる偶然ですが、二人には先生のお父さんのことが頭にありました。
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