2021年(令和3年)6月放送予定
6月10日(木):第百九十二回:通過点#2死の認識
話者:松里鳳煌
シリーズ通過点。自身の人生を現時点で振り返り、そこで感じ得た教訓や失敗等を今後語って参ります。他愛もない辺境のラジオに耳を傾ける感覚で聞いて頂けると幸いです。あくまで自分の人生と他人の人生は似て非なるものです。今回は次回に引き続き老いと死について。「死」はネガティブに扱われることが多い事象ですが、強く「死を認識」することでかえって生きる力がわいて来るという話。
6月20日(日):第百九十三回:ハルミ洋品店
【蔵出し】話者:野尻泰煌、松里鳳煌
自然災害の多い日本においては「過去は過去として、今は忘れて次へ行こう!!」というメンタリティ、判断は、これまでは充分に有益だったとマッチャン。しかし、それ故に過去を振り返られない、認識しない、改めないツケが、現代日本において時代や世界との大きな乖離を生み、日本人の足枷になっていると。時代の趨勢の中で今もなお変わらず経営を続ける野尻先生のお父様が経営する洋品店「ハルミ」の話に。社会や景気や人通りは一変したが、変化に対応し柔軟な姿勢で経営を続け本年で59年の経営実績を誇る。その働きによって書家の野尻泰煌を豊かに育てた上げた。(2019年9月収録)
6月30日(水):第百九十四回:映画シェーン後編
話者:松里鳳煌
今回は映画「シェーン」の後半の感想をシーンに触れながら語る最終回。この映画は普遍的なテーマを内包しており、まさに現代の至る所で起きている事象にも通じると感じます。旧時代のスタイルを改められないライカー達、法律や時代の風を受け新たな生活を始めようとするスターレット達。旧時代からの生き方を変えられた店主グラフトン。生き方を変えようとして変えられず流れてきたシェーン。激動の時代において、濁流に翻弄されながら必死に生きる人間達の姿を観ることが出来ます。最後に、当時日本でのみ話題になった「シェーンのその後」に関する話しに触れ、本シリーズを終了とさせていただきます。野尻先生の「観念が道を間違わせる」という言葉が思い出されます。
シェーン:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あらすじ:開拓地では、牧畜業者と農民との間で、いがみ合いが続いていた。南北戦争後に政府は西部開拓を積極的に進めるために、入植した農民が5年間耕作すると無償で一定の土地が得られる法律が作られて、農民が新しい土地に開墾に入るとそこに牧場主がいて、各地で争いが生じていた。
最近のコメント