2021年(令和3年)5月放送予定
5月10日(月):第百八十九回:通過点#1老いと死
話者:松里鳳煌
今後シリーズとして、人生の「通過点」をテーマに話していきたいと思います。その第一回。昨今、様々な場である種の質問をよく目にするようになりました。「人生を振り返って、これだけはやっておけみたいなことはありますか?」等で、若い方の質問です。この質問はいよいよ世代間の決定的な断絶を感じさせ、今回シリーズを開始しようと思った動機になってます。嘗ての日本は三世代に渡って同じ家に済むということは普通のことでした。戦後に核家族化が進み、それまで密接な関係の中で身近にあった「生きる見本」、言い換えると「成長の時期」に合わせた自分の未来の1つの姿が消失しました。昭和の世代はそれを書物等で埋めていたに思います。平成に入りそれも徐々に廃れ、遂に断絶期に入ったことがこの質問で感じられました。時代は逆行しないので、私の通過した結果思うことが何かの足しになればと、自身の為にも振り返って整理してみようと思います。
5月20日(木):第百九十回:ゴジラKOM・日本沈没
【蔵出し】話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
マッチャンの美観についてセンセイが語っている。そこからラドンの話になり、2019年5月に公開された「ゴジラ・キングオブモンスターズ(ゴジラKOM)」の話に。マッチャンはこれまでのゴジラとこれからのゴジラの境界としての意図を感じたと。その難しい舵取りを慎重かつ丁寧に仕上げ、賛否両論あるのも仕方がないと語る。センセイは1973年版の「日本沈没」にハマっていると語る。内容はともかく当時の昭和感が面白いと。中でも、地球物理学者として出演し、実際に東大教授であった竹内均さんに関して多くを語った。(2019年9月収録)
5月30日(日):第百九十一回:映画シェーン中編
話者:松里鳳煌
今回は映画「シェーン」の感想を更に語る中編。冒頭、映画「シェーン」を取り上げることになった経緯について語っている。書家の野尻泰煌先生のお父様との会話が切っ掛け。映画好きのお父様お勧めの1本、それが本映画。そこから映画に纏わる四方山話へ。年を経ると感動を得づらくなる経験を誰しもするという話しに。様々な名シーンや名台詞に触れながら、映画の中盤まで振り返りました。
シェーン:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あらすじ:開拓地では、牧畜業者と農民との間で、いがみ合いが続いていた。南北戦争後に政府は西部開拓を積極的に進めるために、入植した農民が5年間耕作すると無償で一定の土地が得られる法律が作られて、農民が新しい土地に開墾に入るとそこに牧場主がいて、各地で争いが生じていた。
最近のコメント